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社会最適って

最近、気になる4字熟語、それが「社会最適」。

これは、このあいだアスクルの社長岩田さんにお会いして、彼がしきりに口にしていた4字熟語です。

アスクルの由来は、「明日来る」、つまり、文房具・サプライをFAX・インターネットで注文すると、「明日来る」からアスクル。たとえば、アスクルと消費者との間に問屋が3件くらい経由していたら、当然途中のプロセスで手間取って「明日来る」はできない。だから、アスクルはできるだけ途中の中間業者を取り払って、消費者と直販という形式を展開して、「明日来る」が可能になった。彼に言わせると、途中の中間業者をすっとばすこと、これが社会にとって最適な形、すなわち、「社会最適」であると。

正直、なるほど、と思った。と、同時に「社会最適」って突き詰めるとなんだろう、と考えてみた。帰り道考えてみたけど、たぶん、トップダウンとボトムアップがあるんだろうと思う。トップダウンは、いわゆる社会主義、ある権威が一方的にリソースを割り当て「社会最適」を実現する。でも、これがうまくいかないことは誰も知ってることだ。

もう一つは、ボトムアップ。投資の世界でアービトラージ(裁定取引)というのがあって、これはマーケットのゆがみを利用して、儲けようとする戦略。ボトムアップアプローチは、このアービトラージに近いと思う。つまり、何らかの原因で、ゆがみが生じている状況(社会最適でない状況)で、そのゆがみを儲けの機会(チャンス)としてとらえること。

やっぱり、一番難しいのが「どこにゆがみが生まれているのか?」を発見することだと思う。誰でもわかるゆがみなら、とっくに修正されているわけで、見えていないゆがみを発見すること、これがチャンスなんだと思う。

そう思うと、「社会最適」という単純な4字熟語だけど、資本主義の本質を表している、そんな風に思いました。
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