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音楽は自由にする【書評】

天才の作り方―「フォン・ノイマンの生涯」【書評】から始まって、”天才をどうやって作りだすか?”について興味をもっている。この疑問に対する自分の仮説は、たしかに持って生れたものはあるけど、それ以上に、育った環境が大事に違いない、ということ。

この文脈から坂本龍一「音楽は自由にする」を読んでみた。

おそらく、教授こと坂本龍一は世の中から天才という部類で見られていると思う。

でも、この”天才”は、フォン・ノイマンと同じく持って生れたものもあるだろうけど、環境も大きい。

たとえば、p24


小学校に入ると、先生についてピアノを習い始めることになりました。「幼児生活団」ではピアノを弾いたり作曲をしたり、みんなで音楽に親しむ機会がありました。でも、小学校にあがったらピアノを弾かなくなてしまう。「もったいないからみんなで習いに行きましょう」と、お母さんたちが声を掛け合ってピアノの先生を探したんです。



坂本少年は幼稚園のころより、ピアノ・音楽をはじめ、いろいろ活動を広げるものの、作曲はずっと続けていく。これをずっと続けると、高校1年にはこうなる(p58)。


池辺さんのお宅を訪ねてお話してみると、とにかく面白くて、何時間も長居をしてしまいました。そのときに、「どんな曲をつくってるの?」と訊かれたので、「こんな曲です」と弾いてみせたら、「芸大の作曲家、今受けても受かるよ」と言われたんです。ぼくはもう、「しめた!」と思いましたよ。「世の中けっこう甘いぜ!」と、高校1年、16歳のときです。



これは、Outliers ― できる人はどこが違うか?【書評】での”一万時間ルール”に共通するものがある。どんなものでも最低1時間時間をかけないとモノにならないと。

という点で、最初に戻ると、教授の”天才”は、やはり、持って生れたもあるけど、幼稚園から作曲を始めたという外部要因が大きいように思える。

ちなみに、教授はクロード・ドビュッシーから多大な影響をうけたそうだ。たしかに、彼の印象ていな旋律は、ドビュッシーに通じることがあるかもしれない。YMOとクロード・ドビュッシー、全然つながらないように見えるけど、教授はドビュッシーのエッセンスを抽出し、それをポップに吹き込んだ、とも言えるのかもしれない。


音楽は自由にする音楽は自由にする
(2009/02/26)
坂本龍一

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[C24] 天才とキチガイは紙一重

長橋さんはどうしてそんなに天才に憧れるんですか?火星人みたいなこと言っちゃあいけませんよ。人間に負けまいとして、小さい時から「ばっかり」をやって、「天才だ。天才だ。」じゃあいけません。不正で入学・卒業して、「天才だ。天才だ。」もいけません。あっ、これ、何も長橋さんのことじゃありませんよ。怒らないでね。

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