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ほんやくコンニャクとGoogle翻訳


 ドラえもんに出てくる「ほんやくコンニャク」を知らない人はまずいないだろう。

自分が最初にドラえもんを見たのは、おそらく小学校1年くらい、だから1983年くらいの頃だ。
そのとき、いつもドラえもんがほんやくコンニャクを取り出し、自在にコミュニケーションする姿をみて、”遠い先の夢”と思っていた。

 しかし、この”遠い先の夢”がかぎりなく現実に近づいている、と最近思うようになった。そのきっかけが、Google翻訳だ。

たとえば、トルストイのアンナ・カレーニナの英語版の最初のパラグラフをGoogle翻訳にかけると、こうなる。


Happy families are all alike; every unhappy family is unhappy in its own way.

Everything was in confusion in the Oblonskys' house. The wife had discovered that the husband was carrying on an intrigue with a French girl, who had been a governess in their family, and she had announced to her husband that she could not go on living in the same house with him. This position of affairs had now lasted three days, and not only the husband and wife themselves, but all the members of their family and household, were painfully conscious of it.

幸せな家族ごとに不幸な家族の独自の方法で満足していないすべての似ている。

すべてのOblonskys'家の中で混乱していた。妻は、夫が自分の家族の中でガヴァネスされていたフランス人の女の子と陰謀を持っていた発見したと、彼女は夫には、彼女は彼と同じ家に住んで行くことができなかったと発表した。事務のこの位置は現在、3日と続いていただけでなく、夫と妻自身が、その家族や家庭のすべてのメンバーは、痛いほどそれを意識していた。



基本的にぎこちない訳だ、たとえば、The position of affairsを”事務のこの位置”と訳すのはナンセンスで、この出来事の位置付けは、くらいだろう。ただ、ポイントは、これが全く意味が通じないか、といえば、そんなことはない。おそらく65%くらいはだいたい言いたいことがわかる。

 ひるがえって、コンピューター・サイエンスの研究の主たる領域に、自動翻訳がある。人間の自然言語処理を理解し、それを別の言語で置き換える。言葉の置き換えるだけで、簡単にみえるが、文脈などによって、同じ言葉でも様々な解釈が可能であるために、意外と難しい。専門用語が多様される分野では、文脈が狭まるので、だいぶ自動翻訳の精度が向上しているが、一般の会話・文章ではまだまだ難しい。すなわち、100%完璧な翻訳は、現時点ではほぼ不可能と言っていい。

 一方、Google翻訳は結論として100%ではない。前述のように、まだまだナンセンスな訳がある。ただし、重要なのは、それなりに意味がわかることだ。偉大なコンピュータ科学者アラン・チューリングは、機械が知性をもつかどうかを”チューリング・テスト”(コンピュータが知性をもつかどうかの判断方法として、人間が離れた場所のコンピュータと会話する、そして、判定者が会話の内容を人間かコンピュータが判断できない場合、コンピュータに知性があると認定すると)まで行かなくても、すくなくとも日本語と英語の簡単な会話に限っては”ほんやくコンニャク”ができそうだ。

 もちろん、Googleのテクノロジーは素晴らしいけど、これはむしろGoogleだけではなく、これまでの自然言語処理、コンピューター・サイエンスの研究の成果の結晶とも言えるだろう。ここのところコンピュータ・サイエンスは元気がないといわれるけど、遠い先の夢であった”ほんやくコンニャク”を実現できる(コンニャクをたべるわけではないけど。。)、これほど面白いことはないだろう。次はタケコプターですか。





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