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BBT on DVD 大前研一LIVE(トライアル)【書評】

レビュープラスさんから「BBT on DVD 大前研一LIVE(トライアル)」をご献本いただきました。

レビュープラスの登録は、下記からできます。
レビュープラス







DVDの内容は、大前研一氏が国内外の最新ニュースを解説する「スカイパーフェクTV!BBTチャンネル757ch(毎週日曜日夜8時放送)の番組「大前研一LIVE」を収録したものです。以下、物足りない点、素晴らしい点について、それぞれレビューします。


物足りない点:
中盤で「あなたが日本ガイシの松下社長とすれば、どのような長期世界戦略を描いて退任するか?」という比較的長めのコーナーがあって、日本ガイシにフォーカスしている。そして、同社の戦略、今後の展望を大前研一が展望している。

結論からいえば、物足りない、というか、ちゃんとこの会社を取材したのかやや疑問。

ここでは、日本ガイシの強みについて、”1)世界的に支配的なシェアを持つ事業を複数持つこと、2)NAS電池、排ガス浄化セラミックなど成長性の大きい事業をもつこと、3)セラミック成形の高い技術力”の3つを挙げている。

一方で、同社の弱みを”1)ニッチ化のメリットの半面、事業規模が小さく、総合力や資金力が乏しい、2)自力でのR&Dや海外展開に限界、3)グループの連携が活かされていない”、と分析する。

これを踏まえた結論として、日本ガイシをホールディングスとして持ち株会社を作る、そして、その下にがいし、NAS電池、セラミックス、エンジニアリング、エレクトロニクスの5部門を事業ごとにカンパニー化し、外資有力パートナー(GE,シーメンス,ボッシュなど)と資本提携するという成長戦略だ。

 将来のことは誰もわからないので、将来ホールディング化する可能性もあるし、外資との連携・事業売却も当然考えられるけど、結論がやや短絡的と思う。

 むしろ、きっちり取材していると思うのが、「日経ビジネス 2010.2.8号 進化する変態企業」での日本ガイシの特集(p29)だ。この記事は、同社の核心をこう捉える(p29):


売上高の7割は、1960年代に始まった「脱・碍子」路線で、歴代トップが育ててきた新事業による。
事業を新陳代謝させ、変態を繰り返す企業文化をどう作り上げていったのか。そのカギは社長の「長期政権」にあった。



たとえば、NAS事業は2002年6月に松下社長が社長に就任した当時、まったくの赤字で「撤退した方がいいかもしれない」と考えたという。しかし、短期的に収益を追わない「長期政権」のゆえ、ねばりにねばって、2008年3月期にようやく黒字化、さらに、将来を担う大事業として期待できるようになったという。一方で、不採算の旭テック、日本フリットを売却するなど、選択と集中を進めてきた。

というわけで、もしかしたら、ホールディング化して、海外展開をすべく、外資と提携するかもしれないけど、この会社の核心は、むしろ、会社のオペレーションではなくて、「長期政権」によって事業をじっくり育てるカルチャーで、次の「長期政権」にバトンタッチする新事業をどう育てていくかにあるように見える。

 物足りない理由は、資料の作り込みなどもあると思う。たとえば、自分が学生の時、村井さんの授業のプレゼンを作ってたけど、”出来の悪い”スライドをフォローする村井さんのアドリブは神がかっていました。


素晴らしい点:
上記の個別企業はともかくとして、彼のニュース解説は素晴らしい。やはり、世の中の常識にとらわれることなく、広い視点からロジカルに解答を出す、これは常人ができることではない。たとえば、JALの再建問題。再建の目玉として、京セラ創業者の稲森氏がCEOに就任したことを、最悪の人事と評する。

それは、彼の問題ではなくて、”JALのオペレーションを継続すること”に問題があり、むしろ、本当に生き返らせるためには、JALのオペレーションを止めて、航空企業再生の専門家にやらすべきだ、という主張で、まさに常識にとらわれない発想で、さすが。これに限らずニュースの解説は、目から鱗が多いです。





















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