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長州藩という革命 世に棲む日日【書評】

萩で考えたこと以来、興味を持っているので、読んだ。

結論としては、上記の記事では、3家老が切腹して、そのあと松下村塾の若手にバトンタッチすると指摘したが、司馬遼太郎曰く、そうではないらしい。

では、あらためて、なぜ、長州はここまで政権交代をなしうるだけの人材を輩出したか?

彼はこう指摘する。

分類すれば、革命は三代で成立するのかもしれない。初代は松陰のように思想家として登場し、自分の思想を結晶化しようとし、それに忠実であろうとするあまり、自分の人生そのものを喪ってしまう。初代は、多くは刑死する。2代は晋作のような乱世の雄であろう。刑死することはないにしても、多くは乱刃のなかで闘争し、結局は非業に斃れなければならない。三代目は、伊藤博文、山県有朋が、もっともその形を代表しているであろう。かれら理想よりも実務を重んずる三代目たちは、いつの時代でも有能な処理家、能吏、もしくは実業家として通用する才能と性格をもっており、たまたま時世時節の事情から革命グループにぞくているだけであり、(略)
世に棲む日日(四)p97より



世に棲む日日では、この”革命”を初代の吉田松陰、2代目の高杉晋作に焦点をあてて、どのように長州藩で革命をおこしたのか、鮮やかに描き出している。

あまりにも純粋に尊王を提唱した吉田松陰がまいた種が、高杉晋作らの第2世代に受け継がれ、それが討幕の原動力になったと。いままで、どの教科書にもかならず吉田松陰の名前がでているけど、彼は何を成し遂げたのか、いまいち理解できていなかったけど、司馬遼太郎のこの説には説得感がある、つまり、今の世の中をつくった”種”をまいたのが彼であると。

単に”種”を巻いただけでは芽は育たない。芽を育てる土壌が必要だ。その土壌が長州藩の雰囲気にあったと思う、とくに長州藩は藩主がリーダーシップをとって藩を指揮するというよりは、自由に議論させるという雰囲気があったようだ。種と土壌があいまって、はじめて、芽が育つと。

これは、会社も同じと思う。会社でビジネスを展開する場合、やはり、何かしらの”種”が必要だ。そして、その種が芽となって育つためには、良い土壌が必要となる。というわけで、これからも”種”と”土壌”を見出していこうと思いました。この本お薦めです。



世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)
(2003/03)
司馬 遼太郎

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