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Googleサジェスト差し止めに思うこと

Googleサジェストの表示差し止め、東京地裁が命令--就職取り消しなどの被害

Googleの良いところ、そして、悪いところ、それが”自動化”だ。

良い面は、世界中のwebページの巡回(クローリング)、インデックス付け、から、オークションの入札まですべてをGoogleのコンピュータが自動で計算しているので、人間では到底できない素晴らしいサービスを提供していること。先日、上梓した「ビックデータ戦略」では、1890年代のアメリカで国勢調査をするものの、人口が多すぎて人間の力では集計できなかったため、コンピュータ(タビュレーティングマシン)が導入された、その状況とGoogleの”自動化”はよく似ている。

悪い面は、すべてをアルゴリズムに頼っているため、この手の例外に対して、手動で修正できない点。おそらく、今回の件について、Googleのエンジニアにであれば、”Googleサジェストに善良な市民と認定された人名にはネガティブなキーワードを自動予測で追加しない”というアルゴリズムで解決することだろう。テクノロジーですべてを解決することは傲慢だ、という批判もあるけど、そういう会社だから仕方ないし、Google突っぱねるのも、こういう背景があると思われる。

では、どうすべきか?

後者の自動化は”悪”だからやめるべしというのは、確実にGoogleの競争優位性を削ぐことだ(それはそれでよいのかもしれない、そして、こうした圧力こそがGoogleの真の脅威だろう)。問題は、ユーザがGoogleにどんな情報を預けて、どのようにその情報を利用されているか、まったくもってブラックボックスになっていること。

とくに、3月1日、Googleはプライバシーポリシーを変更し、いままで個別に設定していたプラバシーポリシーを一つにまとめて、利用する方向になった。これは、Googleにとっては、ユーザのより包括的なデータを取得できるので、明らかにメリットがある。だけど、ユーザにとっては、どの情報がどのように利用されているのか、ますます、不透明になってしまっている。自分もこのプライバシーポリシーには反対だ。

 この手の個人情報は、世界中のだれもが納得できるポリシーはない。たとえば、、ヨーロッパ、とくに、ドイツではプライバシーに対して敏感で、Googleストリートビューに対して、徹底的にプライバシーの保護を求めて、プライバシーに敏感なことで有名だ。だからこそ、ユーザに選択(オプトイン)の余地を与えることも重要だろう。

 自分の追い求める姿は、素晴らしいテクノロジーが企業できちんとマネタイズできる仕組み、その点でGoogleは申し分ない。だからこそ、この問題もテクノロジーで解決する姿勢、さらには、ちゃんとしたディスクロージャー(開示、今回の件も、Googleは一方的に突っぱねていて、なぜ、突っぱねているか説明が足りないと思う)が必要だと思う。


なお、先日、上梓した「ビックデータ戦略」にもデータ分析とプライバシーの問題を取り扱っているので、よかったら、こちらもご参照ください。




ビッグデータ戦略―大規模データ分析の技術とビジネスへの活用ビッグデータ戦略―大規模データ分析の技術とビジネスへの活用
(2012/03)
長橋 賢吾

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