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[T6] まとめtyaiました【挑む力 世界一を獲った富士通の流儀】

著者である日経BP田島様よりご献本いただきました、ありがとうございます。企業のあるべき姿は、自社の製品・サービスを販売して、そこから得られる収益から従業員に給料を支払い、

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挑む力 世界一を獲った富士通の流儀

著者である日経BP田島様よりご献本いただきました、ありがとうございます。

企業のあるべき姿は、自社の製品・サービスを販売して、そこから得られる収益から従業員に給料を支払い、株主に配当を支払う。すなわち、収益をあげて、儲けることは、否定すべきことではない。

 一方で、本書で紹介されている、スパコン京、すばる望遠鏡、復興支援、農業クラウド、などは、事業として採算性が十分に取れていて、今後の会社の収益の柱になるかといえば、自分の推測では採算性については疑問だ。にもかかわらず、なぜ、富士通は、こうした事業を廃止することなく続けるのか?

 本書はこれに対する答えを提示してくれている。それは、”新しい技術、未知の世界にワクワクしながら挑戦するという気概”(p28)を大事にしているからだと思う。新しい事業に対して儲からないからやらない、ではなくて、それが”社会に貢献し、お客様とともに豊かな未来を創造する”(p197)に適うのであれば、儲けとは関係なく、積極的に挑戦を後押しする。とくに、東日本大震災が起きた後にすぐ立ち上がった復興支援プロジェクトは、この会社の理念を代表するものだろう。

 この理念は、富士通のDNAにあると思う。そして、その富士通のDNAは、やはり、この本のタイトル通り”挑む力”。そのルーツは、1950年代の日本のコンピュータの黎明期にさかのぼる。富士通の天才技術者池田敏雄は、不安定な真空管でのコンピュータから、リレー(継続器)方式での日本初のコンピュータを開発しようとしていた。当時は、”IBMと7人だか8人の小人”と揶揄されるくらいコンピュータといえばIBMが圧倒的に優位に立っているなかで、儲かるか、ひいては、製品になるか全くわからなかった池田の挑戦に社運を賭けた。そして、この挑戦が実を結び、コンピュータでは国内首位、世界3位という今の富士通がある。当時”儲からなければやらない”という思想でだったら、池田の挑戦は却下され、今の富士通はなかっただろう。ちなみに、池田敏雄については、以前にもこのエントリで触れていますので、ご参照ください。

 池田が手がけたコンピュータが世に送り出されてから、60年近く経過した。もちろん、これだけ長い間、事業を継続していれば、良いことも悪いこともある。後者では、自分は、2000年初旬に導入された成果主義に嫌気がさして、富士通を辞めた人間と何度も話す機会があった。でも、いい時代、悪い時代、それを乗り越えて、”挑む力”が継承されている、これは誇るべきことだと思う。

 自分にとって唯一無二といっていい経営書がジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・ボラスの「ビジョナリーカンパニー」、そこでは、長年輝き続ける真に卓越した会社とそうでない会社との違いを法則として上げている。その法則の一つが、「BHAG (Big Hairy Audacious Goals):社運をかけた大胆な目標」、池田敏雄のリレー式コンピュータ、”2位じゃだめですか”といわれながらも、世界一を目指して実現したスパコン京、いずれも会社を賭けた大胆な目標に違いない。そして、これからも富士通からBHAGが生まれてくることを同じ日本人として楽しみにしています。
 




挑む力 世界一を獲った富士通の流儀挑む力 世界一を獲った富士通の流儀
(2012/07/05)
片瀬 京子、田島 篤 他

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