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DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門

中高の先輩である三浦さんよりご紹介いただきました。

タイトルである「DSP/RTB」からして、ちょっと難しそう、という印象を受けるかもしれないけど、仕組みはシンプル。RTBは、Real Time Bit (リアルタイムでビット(入札)する)。何を入札するかというと、”広告在庫(インプレッション)”、そして、広告を入札するのは、DSP (Demand Side Platform, 需要サイドプラットフォーム)である買主、そして、売主SSP(Supply Side Platform)は広告を載せるサイトのオーナー(極端な例ではYahoo!)。

 要は、サイトにどの広告を表示するか、これをCookie、外部データなどを用いて、サイトを閲覧しているユーザにとって最も効果のある広告を複数のDSP(買主)が、リアルタイムで入札して、落札したDSPがめでたく広告を表示できるというわけだ。今までは、テレビCMのように広告の”枠”を売買したネット広告が、誰(人)に何を配信するかターゲット広告に変わりつつある、それがサブタイトルの”ビックデータ時代に実現する「枠」から「人」への広告革命”というわけだ。

 そして、ポイントは、人にどうやって最適な広告を配信するか、もちろん、SSPが持ってる情報、あるいは、ユーザのブラウザ情報(Cookieなど)も使うけど、最近出てきているのが、オーディエンスデータ、本書の定義によれば、”デモグラフィックデータ、興味データ、検索データ”であり、それは、内部データ(そのサイトで収集できるデータ)と外部データ(メディアなど横断的に収集)から構成される。

とくに、後者の外部データについては、”数多くの媒体にオーディエンスデータを管理するためのタグを設置し、サイト訪問者の閲覧データを取得する。取得したデータはサイト横断して関連のあるカテゴリーごとに集計し、セグメントと呼ばれる単位で管理が行われる。広告主はこのセグメントを利用したい場合、セグメントを配信プラットフォームのDSPと連携することがでセグメントの対象者へ配信することが可能となるのである。”(p46)。つまり、いたるところにチェックが入っており、そのチェックをもとにターゲティングするという考え方だ。自分はいままでBlueKaiという会社が気になっていたけど、この会社のビジネスモデルが理解できました。

 という意味で、本書はDSP/RTB/SSPの仕組みがかなり明示されていて、ここまで踏み込んである本は少なくとも自分は知らない、惜しむらくはタイトル、DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門、ちょっと硬い気がするなあ、これは技術書というよりマーケティング書なので、もう少し、"パーソナライズ(ターゲティング)広告の仕組み”くらいなもう少し軟らかいタイトルでも良かったのでは、と思いました、ともかく、一読の価値はあります。




DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門 ビッグデータ時代に実現する「枠」から「人」への広告革命 (Next Publishing)DSP/RTBオーディエンスターゲティング入門 ビッグデータ時代に実現する「枠」から「人」への広告革命 (Next Publishing)
(2012/05/25)
横山 隆治、菅原 健一 他

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