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稲盛会計>>>イノベーションアカウンティングであるただ一つの理由

 たまたま、電車の時間待ちをしていたら、本屋で見つけた「稲盛和夫の実学」、最近はAmazon.comのフィルターに支配されていて、本屋でしか、こういう本は買うことはない、なのでやっぱり、本屋さんは必要ですよ。

 さて、この本、アナリスト時代に読んだことがあるけど、いまいちピンとこなかった。だけど、企業の実務にコンサル、監査役などで入らせていただいている今読むと、目から鱗。売掛金と買掛金の消し込みの重要性とそのポリシーとか、どんな企業でも考えなくてはいけない話だし(ちなみにアナリストは外からP/L,B/Sを分析するので、売掛金・買掛金の消し込みは見たくても見えない)、標準原価計算と実際のビジネスとが、如何にかい離しているか、というのも、わかる~。

 それで思い出したのが、最近読んだエリック・リースの「リーンスタートアップ」、どんなスタートアップにも、”構築―計測―学習”、自分の理解では”実験”(仮説を立てて、結果と仮説を検証して、また、仮説を立てる)であり、間違えたと思ったら、いつでも”ピボット(方向転換)”すべしと。そして、そのピボットを判断するときに必要なのはイノベーションアカウンティング(革新会計)、本書いわく”革新会計を活用すると、持続可能な事業にする方法を学んでいると客観的に証明することができる”(p159)。何か実験をした際に、その実験がどれだけ効果があったのか、”客観的に証明する”ことがイノベーションアカウンティングというわけだ。

 稲盛実学もコンセプトは同じで、”損益計算書、貸借対照表、これらの数字は、飛行機の操縦席にあるコックピットのメーターの数値に匹敵するものであり、経営者をしても区報にまで正しく到達させるためのインジケーターの役割を果たさなくてはならないからである。”(p5)企業の客観的な状態をしめすために、会計は経理だけじゃなくて、経営者も理解しなくてはいけない、と主張している。

 でも、稲盛実学とリーンスタートアップ、どちらが優れているかといえば、自分は圧倒的に稲盛実学が優れていると思う。その理由は、”哲学”があること。すごく単純な話、企業の状態を客観的に数字で分析するのは、大学生でもできる。でも、大学生が逆立ちしてもできないこと、それが哲学だと思う。彼はこう指摘する。

 ”良い採算制度があるから採算があがるのではなく、現場の人たちが採算を上げようと思うから上がるのである。そのためには経営者自身が、必要なエネルギーを現場の人たちに直接注ぐことが大切となる。私はそれを「魂を注入する」と呼んでいる。そして初めて、社員も心からやる気になってくれる。私は「なぜ京セラはそんなに利益がでるんですかと訊かれたときに、「ウチの社員がよく頑張っているからです」という言葉が、心から何のためらいもなく出る。経営者が魂を注入しなければ、どんなにすぐれた経営管理システムがあっても、社員を動かし、会社を向上させていくことはできない。”(p137)

 そう、システムじゃなくて哲学、ひいき目なしに彼は日本で最も優秀な経営者だと思う、それは、まさに、システムじゃなくて、哲学、そのぶれない哲学があるからこそ、会社を引っ張っていける、と思う。稲盛さん、まだまだ頑張ってください!
 




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